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大質量星-五つ子だと思ったら十つ子だった?

 「五つ子星団」という巨大星団に、5つの巨大な星が存在していますが、いずれの星も、自身が放出したちりに覆われて、中心部は直接見ることができません。

 だが、5つのうち少なくとも2つについては、ちりの雲が渦巻き模様を作っているのが観測されています。

 この模様は、ちりの中に単独の星ではなく双子の大質量星がいるために作られたと見られ、五つ子の星すべてが、実は二人羽織の双子だという可能性もあるようです。

 「五つ子星団(五重星団とも呼ばれる)」は、いて座の方向、2万5000光年の距離に位置する天の川銀河最大級の規模を誇る星団です。とりわけ、名前の由来となった5つのウォルフ・ライエ星は、太陽の1万から10万倍もの明るさで輝いていると考えられています。しかし、ちりに隠されてしまっているために直接恒星の姿を見ることができませんでした。

 ケック天文台の10メートル望遠鏡は、ハッブルの5倍の分解能を持ちます。オーストラリアとアメリカの研究グループはこの性能を活かして、5つのウォルフ・ライエ星のうち2つについて、雲の形をとらえることに成功しました。不思議なことに、中心から放出されたガスは2本の腕に分かれて、渦巻のような模様を形成していたのです

 五つ子の残る3つの星についても、渦巻き模様が観測できなかった点を除けば似たような性質のちりが検出されています。この3つについても、研究グループはちりの中に隠された双子だと見ており、つまり、五つ子が実は十つ子だったというわけになります。

 これらは、生涯の最期、超新星爆発で放出する光は銀河そのものにも匹敵し、しかも双子の大質量星だと、大爆発が2回どころか3回も起きることが予測されます。すなわち2回の超新星爆発の果てにそれぞれがブラックホールや中性子星になると、いつか両者は衝突し、ショート・ガンマ線バーストが発生するからです。これが何千年後あるいは何万、何十・百万年後かには5回繰り返されることでしょう。

 幸い地球から2万5000光年の距離に位置しているので、超新星爆発による太陽系への影響はないと考えられますが、実際はどうでしょうか?

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