最も遠い短時間の「ガンマ線バースト(GRB)」爆発現象=おうし座(74億光年先)で観測
地球からおうし座の方向に74億光年離れた場所で発生した「ガンマ線バースト(GRB)」を観測したと、ジョンズホプキンス大などの米英研究チームが14日までに発表しました。
GRBはガンマ線(高エネルギーの電磁波)やX線を放出する宇宙最大級の爆発現象で、3秒以内の短いものと長く続くものがあり、短いものでは最も遠い観測記録といいます。
長いGRBは大質量星が寿命を迎え、超新星爆発のうち、特に大規模とされる大質量の極超新星爆発を起こしたと考えられています。
短いGRBは2つの中性子星が衝突し、ブラックホールができたとの見方が有力です。しかし、この74億光年先のGRBは平均的な短いGRBの約100倍もエネルギーが高く、仕組みは謎だということです。
普通に考えれば(とかく宇宙の天文現象はふつうではないのですが)、エネルギーが大きいということは、質量の大きい中性子星というこになるのですが、この質量には物理的上限があります。それを超えるとブラックホールになります。
ここであくまでも想像ですが、考えられることは2つあります。
1つめ目は、中性子星の上限質量が「何らかの現象で」従来の理論値より大きい場合もあるということ。
2つめ目は、ブラックホール同士の衝突によること。但し、この場合超新星爆発となるのか、予想つきません。衝突すればお互いに飲み込みあってしまうのでは、と思うからです。
新たな現象だけに、大発見がされることになりそうです。
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