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地球年代史のタイムカプセル カナダのピンギュアリュイト・クレーター

 先月29日に地球から55万4209キロメートル(地球と月との距離の1.4倍に相当)の距離まで小惑星が最接近するという事が起きました。

地球と月との距離の1.4倍の距離まで接近したというと大した問題ではないように思えますが、小惑星がここまで地球に再接近したのは約2000年ぶりの出来事となるそうです。

 最近の研究ではこの種の小惑星は100万年に1度位の確率で地球と衝突し、地球上の生態系に壊滅的な被害を与えていることが判っていますが、実はこうしてできたクレーターは、地上からはっきりと観察することができるにも関わらず、人知れず放置されてきたものも多いということです。

地球年史クレーター080213


 その代表的な例が画像にあるカナダ・ケベック州にあるピンギュアリュイト・クレーターで、直径が約3.44キロ(ほぼ東京の千代田区に相当)、深さは267メートルもます。

 このクレーターがある地方は、北極圏の極めて気候が厳しい寒冷地ということもあり、1943年に上空をたまたま通りかかった米軍の航空機によって初めて発見されました。

 その後、1950年代に入ってから初めて行われた調査により、このクレーターは今から140万年前の更新世に形成されたものらしいということが判明しました。

 6500万年前の恐竜絶滅になったという説に代表されるように、この隕石落下により生じたクレーターは地球全体に対し、気候変動・生態系の激変などの影響を与えたことと思います。

 140万年前頃の地層には、クレーター形成に伴う爆発物残渣があることと思います。その発見は科学的な年代特定がより明確になります。

また、クレーター内部は外界と切り離された独立の湖となっているので、その湖底の沈殿物を調査・分析により過去数百万年の様子が判明しうることから、地球年代史のタイムカプセルなのでしょう。

 現実にはこの湖には近づくことさえ困難ということですが、やがては乗り越えられることを期待しています。



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